時間堂最終公演『ローザ』
2016.12 十色庵
演出・台本:黒澤世莉
時間堂最終公演
作品概要
ドイツの革命家ローザ・ルクセンブルク。
彼女の死後、墓前に訪れた因縁の4人が繰り広げる、ローザと過ごした記憶の再現劇。
「想像しろ。ローザの顔、ローザの声、ローザの身体。想像しろ、死の瞬間を。」
俳優の身体と観客の想像力だけで世界を立ち上げる、「すごい、ふつうの演劇。ふつうの、すごい演劇」最終章。
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2009年に時間堂が劇団化した最初の公演『花のゆりかご、星の雨』と、最終公演『ローザ』との共通点は、花にまつわるシーンがあることです。
『ローザ』初演時は「世界と戦う物語」だと思ってましたが、今は「世界と遊ぶ物語」かなと思います。
両端の燃える蝋燭のような人生を駆け抜けたローザの人生を祝福する物語であり、ある人物の安らかな眠りを願う物語です。
花束で抱きしめるような体験を、あなたのために。
おやすみ。
出演者
菅野貴夫 Takao KANNO*
直江里美 Satomi NAOE
ヒザイミズキ Mizuki HIZAI
尾崎冴子 Saeko OZAKI
國松卓 Taku KUNIMATSU*
*ダブルキャスト
劇場
十色庵
日程
2016年12月21日(水)~30日(金)
黒澤世莉の振り返り
時間堂という自分の劇団の最終公演ですし、十色庵という自分でつくったスタジオで最後に上演した作品ですし、でもそういうことより、劇団で積み上げてきたものを、「演劇で遊ぼう」ってことに集約できたことが、とてもよかったなって、今となっては思います。いろんな方にお世話になりました。心からのありがとうを、この場を借りてお伝えします。