アクティングコーチ

つねに、講師が一方的に話すのではなく、参加者からの発信がしやすい輪をつくり、その場にいる全員が自分自身と他者を尊重できる場づくりを心がけています。

プロの俳優や俳優志望者のためには、サンフォード・マイズナー・テクニックに基づいた演技指導を。
小学生から高校生には、シアターインエデュケーション(演劇を応用した教育)を活用したコミュニケーション力向上のための授業や、ワークショップなど。
ビジネスパーソンから社会人までの一般の方々には、クリエイティビティ力を高めるアート思考を獲得するための企業内研修や、リタイヤ後の生涯教育活動など。
目的やスケジュールをヒアリングさせていただき、ご要望に合わせてアレンジし、ご提供します。

新国立劇場演劇研修所、円演劇研究所、ENBUゼミ、芸能事務所ほか、全国で100回以上、のべ8000人を超える指導実績があります。

こんな方におすすめです

1. 「俳優として向上したい!」

これから俳優を志す方、すでに第一線で活躍されている方、就職しながら演劇活動を継続している方、誰が一番いい俳優なのでしょうか?

重要なことは情熱であり、またいまなにが出来るかです。あなたがどんな評価を受け、どんなジャンルの活動をしているか、どんなキャリアを築いてきたか、どれだけの時間を費やしてきたのか。
そういうことから自由になり、いまに集中しましょう。いま出来ることを急には増やせませんが、これからなにを獲得するかは自分で選べます。

もしもあなたが、その場にしっかり存在し、他者と関わり合うことでお互いの魅力を引き出し合うような演技を必要としていたら、きっとお役に立てます。

2. 「表現力、コミュニケーション力を伸ばしたい!」

失敗を怖いと思ったことはありませんか?
会議や授業中に自分の意見を求められたとき、その場にそぐったことを言わないととか、正解を出さないといけない、というプレッシャーを感じてはいないでしょうか。

99%のひとにとって失敗は怖いものです。
しかし、演劇ワークショップでは「失敗するひとが偉い」という環境で進みます。なぜならば、失敗を繰り返さないとよりよい答えにはたどりつかないからです。
そもそもよりよい答えはあっても正解なんてものはないのが、私達の生きているこの世界のありようだからです。
失敗したらイェーイという環境があるから、失敗する勇気を抱ける、その結果どんどんチャレンジできます。

チャレンジを続けていくことが、あなたの表現力を伸ばし、コミュニケーション力を伸ばすことにつながるのです。

3. 「とにかく遊んで面白い時間を過ごしたい!」

現代の社会では役に立つものが偉く、役に立たないものは不要だと考えられがちです。
そんな社会なので、演劇ワークショップも、社会にとっていかに役立つか、表現力やコミュニケーション力がつきますと発信されがちです。

しかし、そもそも役に立たないものが不要ということから疑ってみましょう。
1歳の子どもは、親と遊びながら言葉を覚えていきますが、それは将来のためではなく、ただ楽しいから遊びます。
生花を飾ることは、飢えや寒さを解決してはくれません。だけど、花のある生活は居心地がいいという良くわからない理屈で、水を変えたり茎を切ったりと世話を焼きます。

楽しいや居心地がいいは、役に立つ、役に立たなければいけない、という発想を捨てた先に味わえる感覚です。
なんの役に立たない時間こそ、孤独や孤立に苦しむ現代人にとって必要な時間だと考えています。

いままでの活動紹介

1. 俳優指導

新国立劇場演劇研修所、円演劇研究所、ENBUゼミ、playroom、芸能事務所など

2. 学校演劇

東京都高校演劇審査員、神奈川県高校演劇審査員、宮城県高校演劇合宿指導、いわき総合高校授業、その他小中学校の授業など

3. ビジネスパーソン

時間堂社会人向けワークショップなど

参加者の声

ワークショップでは、毎回ワークの後にフィードバックしました。今の取り組みがどうだったかを自分で客観的に振り返ることができる良い時間でした。世莉さんは、あまりにも自分を卑下すると、言い過ぎだと言ってくれます。逆に、ポケーっとしているときは「今のはこう見えたよ」としっかり教えてくれます。自分がこう見えてるだろうと思ったことと、実際に他人から見たことの違いがわかりました。話すこと、思っていることを伝えることが以前よりも苦手ではなくなりました。(村岡佳奈)

ワークショップを連続受講することで、生きやすくなった、気がします。お芝居に限らずすごく生きやすくなったなと。なんか宗教みたいだ(笑)。
でもまあ、何事もちゃんとできる日はできるしできない日はできない、それはしょうがなくて。じゃあそれを自覚して次の段階に行くにはどうすればいいか考えるだけだっていうのをしっかり落とし込めたのが、私にとってはお芝居の勉強以上に大きい。それがすごく参加して良かったなって思う一番のところなんですよ。
オーディション行く前の心持ちだったりとか、日常生活で嫌な人に会う前の心持ちだったりとかも、割と「なるようになる」みたいなマインドを育てられたおかげで楽チンになったなあっていうのがあるので。(青柳糸)

演劇作品を作って発表するということだけにとどまらない、演劇というツールを使ったアプローチの奥深さを再認識させてくれるワークショップでした。

こどもたちから「おもしろかった!またやりたい!!」との声が聞かれたのはなによりうれしいことでした。加えて、ワークショップ終了後の世莉さんからの一人ひとりへのフィードバックがvery good!ほんの数時間で初対面のこどもたちの特性を見抜く世莉さん、流石です。自分の子どものことを改めて見つめる機会になったという保護者の声が多く寄せられたことにも、企画して本当によかったと思えました。

また、やりましょう!(今村美都)

始めは戸惑いました。子どもの遊びをやらされているような気持ちになったし、それがいったい、自分の仕事にどう役立つのかわかりませんでした。
回数を重ねるうちに、一緒にワークショップを受けている人たちの印象が変わりました。怖かった人が実は照れ屋だったとか、ふわふわしたイメージの人のしっかりした一面とか。色々な面を発見することで、ワークショップ以外の場所でもやりとりがスムーズになりました。
度々いわれた「手離して」という言葉も、すごく印象に残っています。プレゼンや取引先との会議の時も「できるだけの準備をしたら、当日は手放そう」と思えるようになり、逆に、緊張しているだけだった頃よりも上手くいくことが増えた気がします。(匿名希望)

よくある質問

Q1.
劇団です。劇団単位でレッスンをお願いできますか?
A1.

可能です。くわしくはお問い合わせください。


Q2.
個人レッスンはやられていますか?
A2.

可能です。くわしくはお問い合わせください。


Q3.
ワークショップに参加したいです。予定はありますか?
A3.

いま現在応募可能なクラスがあるかどうか、ニュースからご確認いただけます。


Q4.
経営者です。社内研修を検討しています。1時間でも開催できますか?
A4.

可能です。ただし、目的にもよりますし、目的達成のためにはある程度お時間が必要なケースも考えられます。くわしくはお問い合わせください。


Q5.
地域の高校演劇連盟です。東京以外の地域でも審査講師の依頼はできますか?
A5.

可能です。交通費、宿泊費をご負担ください。


Q6.
料金はいくらくらいでしょうか?
A6.

外部団体が主催するクラスの場合、そのクラスの設定によりますので、主催者の情報をご確認ください。
新たにアレンジする場合、営利団体や公共団体の場合、その予算規模に応じてお見積りをさせていただきます。情熱がある小劇場の場合、予算が少ない団体や個人であっても、応援する気持ちとスケジュールによっては対応可能な場合があります。お気軽にご相談ください。