穂の国とよはし芸術劇場PLAT 高校生と創る演劇『赤鬼』
2015.11 穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール
演出・構成:黒澤世莉
劇作家:野田秀樹
作品概要
『穂の国の「転校生」』でスタートした“高校生と創る演劇”。
第2弾は野田秀樹作の『赤鬼』をオーディションにより選ばれた高校生16名と学生スタッフ5名が黒澤世莉(時間堂)の構成・演出により上演。
今回は15人の俳優で上演されたタイバージョンをもとに身体表現をおりまぜたエネルギッシュな舞台を創ります。
野田秀樹の『赤鬼』は、日本だけでなく、英国、タイ、その他多くの地域で、様々な言語、人種によって演じられてきた。
閉鎖的な集落に部外者の“赤鬼”がやってきて事件が起きる物語は、軽妙で分かりやすく奥深い。
1996年に生まれた『赤鬼』に描かれている集団の中での差別、不寛容と狂気による迫害は、残念ながら現代の我々にも解決できていない普遍的な主題である。
だが、『赤鬼』に描かれているものはそれだけなのだろうか。
豊橋の高校生たちと一緒に走りながら、新しい可能性を探し回ろうと思う。
出演者
オーディションで選ばれた高校生
秋葉 潤、市原 麻帆、伊藤 由佳、金田 帆那、近藤 瀬里奈、白井 風菜、白木 菜々美、寺岡 壱久、
中神 真智子、浪崎 恵実、野元 結水、長谷川 恭加、彦坂 祐衣、兵藤 真世、松井 瀬奈、松尾 理代
劇場
穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール
日程
2015年11月7日~8日
黒澤世莉の振り返り
愛知県豊橋市で45日の滞在制作。高校生たちと作品つくるの楽しかったですねえ。小林真梨恵さんにムーブメントで入ってもらったのですが、最初のまったく動けないひとたちが、公演ではシュッと動けるようになっていたのが印象的でした。筋肉は裏切らないですね。この時期演出ノートを毎日つけていたので、ドキュメンタリーとして楽しめると思います。読んでね。